屋号(やごう)って何?起業して個人事業主になる方必見!屋号の決め方や注意点をWEBデザイナーが分かりやすく解説
さあ、これから起業される皆さん!ドキドキ・ワクワクされることも多いかと思いますが、仕事を始めるにあたって、屋号(やごう)という言葉を知っていますか?
今回は屋号について、詳しく解説をさせていただきます♪
屋号(やごう)とはお店や事業の名前のこと
屋号という言葉はこれから起業される皆さんにはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、難しく考える必要はありません。屋号とはお店や事業・企業などの識別や表現のために用いられる名前や呼び方のことです。
「屋号=お店の名前」と思っていただけたら大丈夫です♪
自分で自分のお店や事業の名前をつけることができるので、とてもワクワクしますよね!
私は2020年に起業した際に、事業名は妻とも相談し「nikoplus」とつけました。
「関わるすべての人に笑顔になってもらいたい」「笑顔をプラスしたい」という思いからつけた名前です。
今では法人化し「株式会社nikoplus」という社名で事業を行っております。
屋号を決める際のポイントや注意点
使用禁止文字や文字数の制限について
使用禁止文字については、一般的に不適切な言葉や差別的な表現は事業イメージを下げてしまう可能性があるため、避ける方が良いかと思います。また、商標法についてすでに他者が商標登録(独占)している言葉を使ってしまうと、他者から指摘を受けたり、損害賠償などを請求される可能性もあるため、注意が必要です。
文字自体は、ひらがな、カタカナ、漢字、英数字や記号となんでも使用できます。
また文字数の制限については特にありませんが、長すぎる名称にしてしまうと、お客さまが覚えにくかったりする為、できるだけ覚えやすくてかつ印象的な事業名をつけると良いでしょう。
使いたい屋号が「商標登録」されているか専用サイトで検索してみよう
特許庁の公式サイトを確認すると、「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を使うと、商標を無料で閲覧することができます。」と表記されており、独立行政法人工業所有権情報・研究館の運営する特許情報プラットフォームJ-PlatPatの外部サイトに誘導される形となります。
J-PlatPatを使用することで、商標を簡単に検索することができますので、下記リンクよりアクセスしぜひ事前確認をしてみてくださいね。
→画像引用元:独立行政法人工業所有権情報・研究館 特許情報プラットフォームJ-PlatPat
J-PlatPatの使い方をご紹介(簡単3ステップ)
公式サイトにアクセスした後、簡易検索の欄で今回のケースだと商標にチェックを入れて、屋号としてお考え中の名前を入力欄に入れ、最後に検索をかけるだけとなります。簡単に使えますので、ぜひ活用してみてくださいね♪
サービス内容を連想しやすい名前もおすすめ
例えば、デザイナーさんであれば、「〇〇DESIGN」や「DESIGN〇〇」といった屋号もよく見かけます。
こうした事業名にすることで「デザインを生業(なりわい)にされている事業者さんなんだ」とすぐ分かっていただけるメリットがあります。
他にもエステサロンであれば、「〇〇SALON」や「BEAUTY〇〇」などサロンや美に関する名称が多いですね。
美容室であれば、「〇〇HAIR」や「HAIR SALON 〇〇」など。
このように短めで分かりやすい屋号にするのが王道かと思います。
お客さんが口にしやすい名前をつける
お客さんに読んでもらいやすい・口にしてもらいやすい屋号にすることで、リピーター化や顧客から顧客への伝達による見込み客の発掘などにも繋がります。
この辺りもぜひ意識し屋号を付けてみてください。
候補の屋号をGoogleで検索し他社とバッティングしていないかチェックしよう
これはインターネットの検索対策(SEO対策)の観点からおすすめのチェックポイントとなりますが、シンプルな名前すぎると色々な会社と名前が被るケースが多く、インターネットで折角あなたが付けた事業名を検索しても、他社のホームページや情報が先に表示されてしまうかもしれません。
過度に意識する必要はありませんが、屋号の候補がいくつか絞れたら、一度その候補ワードをインターネット検索し、他社とバッティングしていないかチェックされても良いかと思います。
どうしても付けたい屋号名があれば
屋号を決めるための色々とポイントや注意点をお伝えしましたが、最終は「自分が付けたいと思う名称」を付けてあげることも大事かと思います。それはなぜかというと、自分が本当に付けたい名前をつけることで我が子のように愛着を持って事業を大事にすることができるからです。
自分自身でさあこれから事業を頑張るぞ!育てるぞ!という意気込みが湧いてくると思いますので、それが仕事をする上で何よりのモチベーションに繋がると思います!٩( ‘ω’ )و
屋号は後から変更できる?
屋号は後から変更することもできます。しかし、最初に決定した屋号で事業を進めていくことで、色々な事務用品の準備やお客様への周知などを最初に決定した屋号で済ませていると思うので、後から屋号を変更する場合はこの辺りをすべて変更し、お客様にも屋号が変更となったことをアナウンスする必要もあります。
自社パンフレットや名刺、すべての印刷物にも影響してきますので、コストや手間が余分にかかってしまうため、後から屋号を変更することはあまりお勧めできません。
最後に
今回は屋号について解説させていただきました♪屋号を決定するとさらに仕事のやる気も満ち溢れてくるので、これから独立起業される皆さんは、自分で納得のいく屋号を考えてみてくださいね٩( ‘ω’ )و
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